JALもスニーカー解禁。いよいよ「仕事にスニーカー」が当たり前に?
2025年11月、JAL(日本航空)がグループ6社の客室乗務員・空港スタッフに、黒のシンプルなスニーカー着用を解禁しました。対象は国内外の空港スタッフを含めて約1万4,000人。航空大手がここまで大きくルールを変えたことで、いよいよ「仕事にスニーカー」は特別なことではなくなりつつあります。
ポイントは、ヒールや革靴だけでなく、「黒でシンプル」「制服になじむデザイン」「厚底すぎない」といった条件を満たすスニーカーならOKという点。安全性と見た目のバランスを取りつつ、現場の足の負担を減らす、という流れがハッキリ見える事例です。
スニーカーハントでは、このトレンドに乗っかる形で、ニューバランス/ナイキ/コンバース/アディダス/リーボック/アシックス/On/サロモンという8ブランドから、仕事用にも使いやすい「黒スニーカー」をピックアップしてみました。
仕事に履ける黒スニーカーの条件を、JALのルールから逆算する

JALのスニーカー解禁のルールをざっくり仕事用に翻訳すると、次のようなイメージになります。
- 色:黒ベース(できればほぼオールブラック)
- デザイン:ロゴや差し色が控えめで、制服やスーツになじむ
- シルエット:ローカットで、厚底すぎない・ゴツすぎない
- 用途:長時間の立ち仕事や移動でも疲れにくいクッション性
この記事でも、この条件をベースにモデルを選んでいます。
「スーツに合わせるガチビジネス寄り」「オフィスカジュアル寄り」「クリエイティブ職っぽいカジュアル寄り」など、職場のドレスコードの差も意識しながら読んでみてください。
ブランド別:仕事に履きやすい黒スニーカー8選
ここからは、スニーカーハントで扱う8ブランドから、仕事用に推しやすい黒スニーカーをピックアップしてご紹介します。いずれもAmazon・楽天・公式オンラインストア等で入手しやすいモデルです(時期によって在庫・仕様は変わるので、購入前に最新情報をご確認ください)。
1. New Balance「574 / 996 オールブラック系」
ニューバランスの大定番「574」や「996」は、カラーバリエーションが豊富で、ブラック一色〜黒ベースの落ち着いた配色も多く展開されています。
- おすすめポイント:クッション性とフィット感はさすがNB、長時間の通勤・立ち仕事にも強い
- 見た目:ボリュームはややあるものの、黒でまとめればかなり落ち着いた印象
- 向いている職場:オフィスカジュアルOKな職場、IT系・クリエイティブ系など
「とにかくラクで、休みの日もそのまま履きたい」「でもあまりスポーツシューズ感は出したくない」という人には、ニューバランスの黒は鉄板候補です。
2. Nike「Ebernon Low(エバノン ロー)ブラック」
ナイキの「Ebernon Low」は、レザー風アッパーとカップソールを採用した、すっきりローカットのバッシュ系モデル。ホワイトのイメージが強いですが、黒ベースのカラーを選ぶと一気に仕事向け顔になります。
- おすすめポイント:レザー調アッパーで“革靴っぽく見える”のに、履き心地は完全にスニーカー
- 見た目:ナイキロゴは入るものの、ブラックのワントーンなら悪目立ちしにくい
- 向いている職場:ジャケパン・チノパン主体のオフィスカジュアル、ベンチャー企業など
完全スーツ職場だとナイキロゴが少し主張するかもしれませんが、「足もとでさりげなくナイキを入れたい」派にはかなり良いバランス感の一足です。
3. CONVERSE「ALL STAR COUPE LEATHER OX ブラック」
コンバースの「オールスター クップ レザー OX」は、ドレッシーなカップソールとレザーアッパーを組み合わせた、オールスターの“きれいめライン”。ブラックレザー仕様を選ぶと、ほぼ革靴寄りのルックスになります。
- おすすめポイント:ロゴが控えめで、パッと見はレザースニーカーというより“細身の革靴”寄り
- 見た目:ソールもすっきりしていて、スラックスとの相性がかなり良い
- 向いている職場:スーツ〜ジャケパンまで守備範囲を広くしたい人、接客業・販売職など
「コンバースはカジュアルすぎるんじゃ?」という人にこそ試してほしい、大人用コンバース的な一足です。
4. adidas「Stan Smith / Superstar オールブラック」
アディダスのスタンスミスやスーパースターは、白×緑などの定番カラーが有名ですが、オールブラックや黒ベースのカラーも展開があります。黒レザー+シンプルデザインを選べば、通勤用にも十分使える見た目です。
- おすすめポイント:世界的定番モデルの安心感&履き心地、服を選ばない万能さ
- 見た目:スタンスミスはよりミニマル寄り、スーパースターは少しボリューム感あり
- 向いている職場:カジュアル度高めのオフィス、クリエイティブ職、アパレル・接客系
「プライベートも含めて一軍スニーカーにしたい」「休日コーデも考えるとアディダスが使いやすい」という人には、オールブラック・スタンスミスは特に使い勝手抜群です。
5. Reebok「Classic Leather ブラック」
リーボックの「Classic Leather」は、その名の通りレザーアッパーのミニマルスニーカー。こちらも白が定番ですが、黒一色のモデルはビジネスシーンでもかなり使いやすいです。
- おすすめポイント:ロゴを含め全体のデザインがシンプルで、「スポーツブランド感」が出にくい
- 見た目:つま先のボリュームはあるものの、黒でまとめることでシュッと締まって見える
- 向いている職場:オフィスカジュアル、立ち仕事多めの接客・サービス業
価格帯も比較的手に取りやすく、「まず一本、仕事用黒スニーカーを試したい」という人におすすめのモデルです。
6. ASICS「RUNWALK(ランウォーク)ブラック」
アシックスの「RUNWALK」シリーズは、“見た目はビジネスシューズ、中身はアシックスのランニングテクノロジー”というコンセプトのライン。スニーカー寄りのモデルや、防水GORE-TEX仕様などバリエーションも豊富です。
- おすすめポイント:クッション性・安定性はアシックスクオリティ、雨の日も安心なモデルも
- 見た目:完全に革靴に見えるタイプ〜スニーカー寄りタイプまで幅広いので、職場に合わせて選べる
- 向いている職場:スーツ必須の営業職、銀行・保険・不動産などフォーマル寄りの業界
「会社的にはまだ革靴文化だけど、足はもう限界…」という人は、まずRUNWALK系から攻めてみると、JALのような“働く足のアップデート”を自分だけ先取りできます。
7. On「Cloud 5 / Cloud 5 Waterproof All Black」
ここ数年で一気に存在感を増しているのが、スイス発のブランド「On」。なかでも「Cloud 5」や「Cloud 5 Waterproof」のオールブラックは、機能全振りに見せかけて意外ときれいめにもハマる一足です。
- おすすめポイント:とにかく軽くてクッション性が高く、長距離の通勤や出張にも強い
- 見た目:ソールデザインは独特だが、真っ黒を選べば意外と目立ちすぎない
- 向いている職場:IT・スタートアップ・外資系など、“機能性の高さ”もプラスに働く職場
「オンのクラウドを黒で仕事用に」というのは、ここ数年じわじわ増えている選択肢。JALの“働きやすさ重視”の流れとも相性が良い、次世代の通勤スニーカー候補です。
8. Salomon「XT-6 / XT-6 GORE-TEX ブラック系」
最後はサロモン。トレイルランやハイキング用のイメージが強いブランドですが、いまやゴープコア/アウトドアミックスの“おしゃれスニーカー”として街でも大人気です。
- おすすめポイント:防水性・グリップ・クッション性が高く、雨の日や悪路通勤にも強い
- 見た目:完全にスポーツ顔だが、オールブラックや黒ベースカラーなら落ち着きが出る
- 向いている職場:ドレスコードゆるめのクリエイティブ職、ファッション・広告・IT系など
さすがにスーツに合わせるのは難易度高めですが、フーディ+テック系アウター+スラックスのような今っぽいスタイルならしっくりハマります。JALの例にならって「黒でシンプルめのカラー」を選べば、街でもオフィスでも違和感少なめです。
どう選ぶ?職場タイプ別のざっくり目安
- スーツ必須・フォーマル強め:CONVERSE オールスター クップ レザー、ASICS RUNWALK系
- ジャケパン・オフィスカジュアル:Nike Ebernon Low、Reebok Classic Leather、adidas Stan Smith 黒
- カジュアル強め・クリエイティブ職:New Balance 574/996 黒、On Cloud 5 オールブラック、Salomon XT-6 黒系
まずは「うちの会社でJALと同じルール(黒でシンプル・厚底すぎない)だったら、どこまでOKか?」をイメージしながら選ぶと失敗しにくいです。
まとめ:JALのスニーカー解禁は、あなたの足もとの“後押し”になる
JALのスニーカー解禁は、単に「制服がカジュアルになった」話ではなく、働く人の足と健康をちゃんと守ろうというメッセージでもあります。
スニーカーハントとしては、この流れに乗っかりつつ、ニューバランス/ナイキ/コンバース/アディダス/リーボック/アシックス/On/サロモンという8ブランドから、仕事にも使える黒スニーカーをこれからも掘っていきます。
「そろそろ革靴だけの働き方は変えたいな」と感じている人は、ぜひこの記事をきっかけに、足もとのアップデートを考えてみてください。JALのCAさんたちのように、“ちゃんとして見えるスニーカー”を味方につけていきましょう。
